
空気を加熱するのはやめよう:木材乾燥において赤外線が蒸気より優れている理由
ほとんどの家具工場を見てみると、同じような構造が見られます。巨大なボイラーや、天井に張り巡らされた配管です。これがこれまでの慣習です。しかし正直に言って、これは最悪の状況です。数本の木材を乾燥させるために莫大な費用をかけて部屋全体を暖める必要があり、その熱の半分は、木材に届く前に漏れてしまいます。
もっと良い方法があります。
実際の仕組み
一瞬だけ蒸気について考えてみましょう。蒸気は効率が悪いです。まず空気を温め、その空気が木材を温めるのを待たなければなりません。まるでオーブンのドアを開けて家を温めようとしているようなものです。
一方、赤外線ランプは異なります。空気を温めることはせず、直接木材の繊維にエネルギーを送り込みます。短波・中波の放射器を使って、水分がある部分だけを温めます。工場全体を温めるわけではなく、単に加工対象の木材だけを温めるのです。これは効率的で、迅速です。
金銭的なメリット
この方法が本当に有益かどうかを考えると、主に3つの点が挙げられます。
第一に、廃棄物の問題です。蒸気システムは漏れや排気が多いという問題があります。一方、赤外線を使えば、スイッチを押すだけですぐに熱が得られます。工場が稼働していない時でも、ボイラーが無駄にエネルギーを消費することはありません。
次に、スペースの問題です。ボイラーは床面積を大量に占領します。一方、赤外線装置は既存のコンベヤーラインに直接設置できるため、そのスペースを有効活用できます。
そして最大のメリットは速度です。乾燥時間が30%から60%も短縮されます。つまり、工場を拡大することなく、より多くの製品を生産できるのです。
注意点(必ずあるものです)
赤外線が魔法のようなものだとは言いません。もし出力を上げすぎてコンベヤーの速度を遅くしたら、木材が焼けてしまいます。そういうことも起こり得ます。材料を損なわないように、適切な温度制御が必要です。
また、電気設備も強化が必要です。確かに初期投資は必要ですが、月々の光熱費が削減され、生産速度が上がれば、12~18ヶ月以内にその投資は回収できます。